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【一問一答】なんでSPYD・HDV・VYM等の高配当株ETFを買っているの?

こんにちは、ダンナです。

皆さん、カオソイという料理をご存知ですか?タイ北部の料理で、優しくクリーミーなカレーのラーメンです。最近はタイ料理屋さんを覗いては「カオソイあるかな?」なんてくらいに恋しています。

さて今回も投資に関する一問一答シリーズです。前回、ヨメから以下のような質問がありました。

 

・なんでSPYD等の高配当株ETFを買っているの?

・なるべく元本割れしないで殖やす方法はないの?

・投資のせいで税金が増え給与は減らないの?

ざっくり言うとこんな感じ。

今回も引き続き、質疑応答の中で色んな話をした内容を順序だてて、一つ一つ話していきます。

今回答えるのは「なんでSPYD等の高配当株ETFを買っているの?」についてです。

 

投資信託では殖えている気がしなかったから

まず初めに高配当株投資を始めようとしたきっかけですが、投資信託の価格増減の仕組みについて理解していなかったからです。これはもう、本当に初心者みたいな考え方で、まあ実際に初心者だったからというのが大きいのです。

仕組みを知らないと殖えている実感がわかず、投資している感覚もなかったのです。投資信託は良くも悪くも「一日一回だけ値動きする」性格を持ちます。それは投資信託の性質上によるものなので、これを嫌う投資家さんもいることでしょう。

そういった性格を持っていることも知らず、何となくで始めたため「あれ?なんか殖えている実感湧かないな…なんかモチベーション維持が難しい…」と感じてしまいました。

 

投資目的に合う手法が高配当投資であった

投資信託では見た目は殖えているが、実感が沸きにくいというデメリットがあります(個人的なデメリットです)。一方、少額からの投資であれば効率よく福利効果を得られるというメリットがあります。実は高配当株投資は効率の悪い投資です。配当金が支払われる度に税金が引かれるということは、福利効果が弱まるということです。

投資の神様で知られるウォーレン・バフェット氏の「Berkshire Hathaway Inc.」が配当金を支払わず、企業価値を高めている理由と同じです。氏は配当金を出すことは非効率だと考え、株価の上昇という形で株主に還元しているのです。

そんな効率の悪い手法をなぜ私は採用したのか。私はつみたてNISAの限度枠をすべて使って投資信託に投資していますが、それ以外はほぼ全てETFに投資しています。自分の目的を見つめなおし、適当な手法を考えた結果、確定利益の得られるETFは最適な手段であったからに他なりません。

私の目的は定期的な収入(キャッシュフローを得ることです。それはETFに限らず、副業など多岐にわたります。額面上の増加よりも、手元にお金がくるようにしたかったのです。

一度でも株式の売買をしたことがある方ならわかると思いますが、「売りは買いよりも難しい」のです。買うときは「えいや!」で買えちゃうかもしれませんが、売るときは「ここで売ってよいのか?」「まだ持っていたほうが良いのではないか」といった欲が邪魔をします。

簡単に言えば強いストレスがかかるのです。お金が殖えてもストレスを抱えるようであれば、私の目的に反します。非効率を犠牲に、快適さを選んだ結果が高配当投資でした。

 

高配当投資をする基準

では、高い配当利回りの得られる株やETFであるのであれば何でもよいのか、と言われると答えはNOです。配当利回りの高さはリスクに比例します。10%前後の利回りを持つ商品は多くありますが、元本毀損や減配の裏返しであるといえます。ハイリターンにはハイリスクが付きまとうのです。この原則は不変であると考えています。

私の経験上で心地よい利回りは3~5%です。投資経験の浅い方は「え!そんなんじゃ全然殖えないじゃん!」と思うかもしれませんが、比較的リスクをとった投資であると思います。

また、配当金を求めてはいますが売却益(キャピタルゲインを捨てたわけではありません。そのため、投資するETFや株には将来性を加味しています。

次の章では最近では米国株を例に購入している理由を解説していきます。

 

SPYDを購入している理由

ファンドについて

名称「SPYD:SPDR Portfolio S&P500 High Dividend ETF

S&P500から選択された配当利回りの高い80銘柄を均等加重平均したETFです。

株価にかかわらず1社につき約1.25%保有しています。

平均分配利回りは4%前後。


SPYDは米国株投資家のなかでは言わずと知れた高配当株です

以下の特徴があると言えます。

・高い分配金利回り

・S&P500に採用される選ばれた企業からのみ構成されたETF

・暴落する時は激しくする

・減配する時は激しくする


多分こんな感じ。正直、SPYDに全額ぶち込めば大丈夫とは言えない不安定な子です。とはいえ、S&P500に採用される企業というのは幾つかの条件を満たさなければならず、四半期ごとに銘柄の入れ替えが検討されていることから、指数としては信頼できるものであるといえます。高い配当利回りである理由は個々の企業で色んな理由はあると思いますが、個人的には厚く信頼しているETFであります。

 

HDVを購入している理由

ファンドについて

名称「HDViShares Core High Dividend ETF

モーニングスター配当フォーカス指数に連動した投資成果を目指すETFです。この指数に採用される基準として、「財務の健全性が高い」「持続的に平均以上の配当を支払うことができる」といった条件によりスクリーニングされた上位75社で構成されています。

平均分配利回りは3%前後。


HDVは割と賛否の分かれるETFであるといえます。

以下の特徴があると言えます。

・株価は安定しており、キャピタルゲインも望める

・分配利回りは中程度で、増配率も期待できる

・SPYDとVYMの中間のようなETFである


主観は多分に含んでしまいますが、大体はこんな感じではないでしょうか。一部ではSPYDとVYMの中間のようなETFであることから「中途半端なETF」とも言われています。分配利回りも突出して高いわけでもなく、株価の成長も緩やかです。とはいえ、上手に扱えばポートフォリオ全体の支えになってくれています。

 

VYMを購入している理由

ファンドについて

名称「VYM:Vanguard High Dividend Yield ETF

FTSEハイデ ィビデンド・イールド指数に連動する投資成果を目指すETFです。平均以上の配当を出す普通株で構成されており、保有銘柄も多いことからSPYDやHDV保有する9割前後はVYMにも含まれています。

平均分配利回りは3%前後

 

VYMは安定安心の高配当株ETFと言われていて、根強いファンが多いです。

以下の特徴があると言えます。

キャピタルゲインが望める高配当株ETF

・高配当と言うには若干弱い

・増配率はVIG(増配株ETF)と良い勝負

・減配しにくい安定した実績

 

VYMはSPYDとVYMに比べ、株価上昇も見込めるだけでなく、減配しにくいという安定したETFです。一方、爆発力には欠けており高配当株ETFというには些か配当利回りが低いのが欠点です。

それもそのはずでSPYDやHDV保有銘柄が80前後であるのに対し、VYMは400以上保有しています。分散によるメリットを傍受できる一方で、デメリットもあります。

 

海外サイトで銘柄について学ぶ

以上で説明した内容はざっくりとしたものである為、「なんか情報が物足りないな…」と思う人もいるでしょう。また、私の説明では不十分であるため、購入を検討している方は更に調べていただきたいのも事実です。一問一答なので、ざっくりとしか説明していません。

以下サイトが米国株を勉強するうえで一助になります。

ETF.com

ETFの情報に特化したサイトです。各ファンドついて細かく調べることができる他、ファンド同士比較することができます。コラムもとっても面白いものばかりです。

【リンクはこちら】ETF.com

stockinvest.us

米国株全般の情報を調べることができるサイトです。シグナルを用いて、現在の株価やこれからの株価について予測しているため、読み物としては面白いと思います。参考にするか否かは個人の裁量に任されるところでしょう(ダンナは大して重視していません)。

【リンクはこちら】StockInvest.us

Portfolio Visualizer

米国株で構成するポートフォリオがどの程度のリターンをもたらすのか等をシミュレーションできるサイトです。シャープレシオや幾何平均リターンを算出することが出来ます。過去はあくまでも過去ですが、過去に学ぶことも出来ます。

【リンクはこちら】Portfolio Visualizer

 

もし必要であれば、これらのサイトの使い方について記事にします。コメントお待ちしてます。

また、もっと手軽に学びたいという方は以下の書籍がオススメです

 

引用:Amazon「バカでも稼げる「米国株」高配当投資」

タイトルはあれですが、マンガ形式でわかりやすいと思います。とっつきやすさに加えて、内容の充実度もあります。SPYD等のETFではなく、個別株で高配当投資をする方法について記述されていますが、本質は大きく変わりません。

【参考】 Amazonバカでも稼げる「米国株」高配当投資

    楽天市場バカでも稼げる「米国株」高配当投資

 

ダンナは別に高配当株投資家ではない

ここまで話しましたが、私は別に高配当株投資家ではありません。インデックスファンドも買いますし、コモディティや債券、不動産も買っています。

投資を継続する中で、時間を掛けて自分にとって心地よいポートフォリオにしました。今では大きく変えることはなく、その時に応じて「このポートフォリオで大丈夫かな?」と考えています。考えた結果、何も変わらないこともあります。

大事なのは始めること。

次に続けることです。

まずは少額からでも始めてリスクを抑えて、慣れてきたら増額していくというやり方でも良いでしょう。リスクを取りすぎた投資家は始めることが出来ても、続けることが難しくなります。

 

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