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2023年の投資方針を整理する~新NISAを踏まえて~

 

こんにちは、ダンナです。

今年も残りわずかとなりました。

本当に早いものです…。

面白おかしくお仕事をして、真面目にヨメと遊び、機械的に貯蓄をする。

そんな一年だったと思います。

来年はどんな一年にしようかと考えるのは楽しいもので、目標ややりたいことを達成するたびに充足感に満ち溢れます。

投資においては冷静になっている今のうちに軸を定め、細かい軌道修正をしていくことで理性的に継続が出来ると考えています(経験則)。

 

投資方針は以下の順で考えていこうと思います。

 

投資対象国

私は現在、アメリカと日本を主軸に投資をしています。ポートフォリオにおいて極一部ではありますが、新興国株式も保有しています。

アメリカに投資する理由に基軸通貨保有が軸にあります。日本円のみの保有は視野と行動を狭めます。外貨の保有は「世界経済に何が起きているのか」、「不測の事態に対応できるのか」、「家族を守ることが出来るのか」などなど…漠然とした不安やリスクに対してのヘッジになります。

また、アメリカの市場規模や法整備を鑑みるに無視はできないことも、安心して資金を投じることが出来る材料となっています。

 

とはいえ、現状は日本円で生活しており、アメリカという大国が破綻した場合を加味すると一国に集中して投資をする訳にも行きません。

アメリカが経済破綻に陥れば資本主義経済の存続が危ぶまれるかも知れませんし、どこかの国が経済の中心と成り代わり「新しい資本主義」が構築されるかも知れません。

※ここで言う新しい資本主義は某首相のそれではありません。

 

そのため、投資対象国の分散は必要であると考えます。それはETFと言った商品での分散ではなく、通貨としての分散です。

 

労働資本である私が日本在住であること、年金や預貯金が日本円であることから、ポートフォリオにおける日本の割合はアメリカよりも少ないです。

日本特有の株主優待制度が苦手であるため、積極的な投資は控えています。一方、J-RIETに関しては東京を中心として投資しています。

悲しいことに日本は少子高齢化が止まりません。少子化については改善される見込みもないため、都市一極集中が現実味を帯びています。

絶望への投資ほど悲しいことはありませんが、希望への投資はNPO法人キッズドアさんなどへの寄付でお茶を濁すことにします。

 

とはいえ、どうせ投資するなら成長が期待できるところ、安心してお金を投じれる国にしたいものです。

現在検討している国はシンガポール、オーストラリア、ドイツ、カナダです。

それぞれS&Pの格付けが日本よりも上位であることや、個人的に好きな国、土地柄などの理由が挙げられます。

シンガポールについては日本のネット証券からでも投資が可能です。しかし、オーストラリア、ドイツ、カナダについては日本の証券口座から買うには手数料が高すぎること、各国の口座を開設する条件を満たしていないことから何も動けずにいます。

どなたか経験のある方、現在投資している方のお知恵をお貸しください。

 

以下まとめです。

アメリカへの投資は今後も継続

    ※年間投資額は増資

・日本への投資は現状維持

    ※日本株への投資は様子見

・第三国への投資はシンガポール…?

最近は新興国株ブームが再燃しておりますが、長期的に投資するには向いていないと考えています。

インドや中国、アフリカなどが新興国という枠組みから外れないかぎり、今後もポートフォリオの極一部というポジションに変わりないでしょう。

 

投資商品

現在保有するアセットクラスは大まかに説明すると、現預金(円・外貨)、国内リート、外国株式、外国債券、金、コモディティ穀物や鉱物)があります。

割合としては外国株式が多く、次いで現預金、外国債券と国内リートは同じくらいで、後はリスクヘッジに少しずつ持っている程度です。

リスクヘッジはとても大事です。ドットコムバブルやリーマンショック、最近だとコロナショックの時に資産のボラティリティを穏やかにしてくれます。

しかし、リスクヘッジとは言わば保険です。保険のかけすぎで保険貧乏になるように、過度なヘッジは時に毒となります。

そのためにシャープレシオソルティノレシオといった指標があります。しかし、指標が適正であるからといって私やあなたにとって適正なリスクであるとは限りません。

 

投資対象国の章でも同じことを述べましたが、私という労働資本は日本に投じています。また、年齢も若いため長期的に働くことも可能です。年収も平均より頂けているため資産を全て溶かした所で回復も早いです。

そういった背景を踏まえると、私のリスク許容度はかなり高いのです。本来であれば現預金含め全てを株式に投じても問題ないと思います。

しかし、性格的な理由とヨメへの責任を加味して、現預金や債券、金・コモディティポートフォリオに組み込んでリスクを抑えています。

 

では、今後もリスクを抑えて投資した方が良いか。来年の投資方針としてはよりリスクをとる方向で行きます。具体的には株式(アメリカと…他?)と国内リートのみに投資します。

理由としてはたとえ株式が全て消えたとしても、今ある現預金等で数年は仕事を失っても暮らせるだけ保有できているからです(勿論、ヨメを含め)。

より守りを固めても良いのですが、目的地に向けて歩みを進めるなら、この辺りが適当であると判断しています。

 

投資商品はペーパーアセットに留まらず、現物不動産、金地金への投資も検討しています。

金地金については総資産額が目標値を向かえてから購入することにしました。価値保存という性格を持つ一方で、キャピタルゲインの拡大には寄与しない為です。手数料や税金等を考慮すると扱いにくい資産だと思います。

一方、現物不動産については移住計画のひとつとして検討しています。詳しく書くのは控えますが、東京と新潟を拠点とするのであれば所有するメリットが大きいと考えついた為です。とはいえ、1-2年のうちにどうこうの話では無いため、投資方針を決める上で念頭に置いておく程度に留めています。

 

以下まとめです。

・これ以上、現預金は増やさない。

・継続して外国株式と国内リートに投資する。

 ※特に外国株式の比率は高めていく予定

コモディティや現物資産には投資しない

 ※特に金地金は目標額を達してからとする。

 

手法と方針

現在、ETFを主として資産拡大を図っています。S&P500といったインデックスファンドと呼ばれるものから、分配金を目的とした高配当銘柄も保有しています。しかし、キャピタルゲインの見込めない商品には投資せず、個人的に適正と思える商品にのみ投資しています(債券や金を除く)。

金、債券などは予め定めた範囲内で購入と売却を行うことで適度なリスクを保っています。

 

今年のように毎月のように下落の続く相場では、VTIやSPY等のインデックスファンドのみ保有していると「何処まで資産が減るのだろうか…」と不安になります。その保険として保有していた高配当ETFの存在はポートフォリオを冷静に見つめる上での功績は大でした。個別株で多くを保有するのではなく、ETFという形で運用していたことも不安を軽減させています。

 

今後の方針として、ETFによる投資を継続していきます。ETFのデメリットである分配金再投資が自動で行われない点が、私にはメリットであるためです。

分配金で遊ぶもよし、投機するもよし、なんでもし放題というのは私の性格に合っているのでしょう。

 

新NISAへの対応

現在、つみたてNISAで毎月約3.3万円積立していました。

年間投資枠が40万円。無理なく満額活用できる制度でした。

しかし、2022年12月16日に公開された「令和5年度税制改正大綱」では、NISA制度についても大きな改善がなされました。※詳細は後日記事にします

 

新NISAでは投資可能期間が恒久化、非課税期間が無期限化されました。生涯投資枠が1800万円(年間360万円:積立枠年120万、成長枠240万)と定められました。

生涯投資枠が1800万と決まっていることがポイントです。

「世界経済は長期的に見れば右肩上がりに成長していく」

このことを前提に置くならば、いかに生涯投資枠を埋めるのかが鍵となります。

 

特定口座の商品を売却してでも枠を埋めていくという声が散見されますが、個人的にはその必要がないかな?と思える範囲であると思います。

とはいえ、特定口座での投資を一時中止して、新NISA枠を使い切ることにしていく予定です。成長枠で購入できる商品が日本株だけとかであれば、少々考えますが…。

 

まとめ

以上、来年に向けての投資方針でした。

投資をする中で「こうして行く」と決めてから動き、「こうしたい!」と考えながら投資をしているため、改めて見つめ直しても現状維持が多いと感じます

とはいえ、投資関連のニュースや記事では「今、○○が熱い!」「これから○○がくる!」と買いを煽るものが多いです。これらの記事は短期的にはそうであり、多くの人には正しいニュースなのかも知れません。新NISAの発表でも「無理をしてでも使い切ろう!」といった声が散見されます。しかし、私にとっての正しいニュースであり続けるとは限らないと、改めて感じました。

自分の目的と立ち位置を見つめ直し、粛々と資産拡大を進めていきたい所存です。

 

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