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世界のエリート投資家は何を考えているのか「オール・シーズンズ・ポートフォリオ」から学ぶエリート投資家の戦略

こんにちは、ダンナです。

 

今回は『世界のエリート投資家は何を考えているのか』で紹介された、ヘッジファンドの帝王"レイ・ダリオ"氏が個人投資家向けに考えた「オール・シーズンズ戦略」について解説していきます。

 

それでは始めましょう。

 

目次

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1 資産価格の変動要因(季節)は4つある

 資産価格の変動要因はたったの4つしかないそうです。

 ①インフレ

 ②デフレ

 ③経済成長

 ④経済下降

 この4つの変動要因(季節)は、日本の四季のように順番に来るものではなく、いつ訪れるか分かりません。

 そのため、各季節に適した資産を25%ずつ投資することで、どの季節でも利益が出るようにしよう…!というのが、レイ・ダリオ氏の考える「オール”ウェザーポートフォリオ」です。

 しかし、オールウェザーポートフォリオは最低初期投資額が1憶ドル以上必要で、レバレッジや専門性の高い商品を含むため、一般向けではありません。

 そこで個人投資家に向けて考えてくれたポートフォリオが「オール”シーズンズポートフォリオ」なのです。

 

2 オール・シーズンズポートフォリオとは

 では、オール・シーズンポートフォリオの内容について触れていきましょう。

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 ポートフォリオの30%が株式で、55%が国債(中期・長期)、残りの15%はコモディティ(金・商品取引)という構成です。

 「あれ?債券の割合が随分と高いな~」と思った人も居ると思いますが、レイ・ダリオ氏によると株式は債券と比較して3倍のリスクがあることから、この比率にしているそうです。

 

3 S&P500と比較してみた(バックテスト)

 では、このオールシーズンズポートフォリオ(以下、ASP)とS&P500を比較してみましょう。今回ASPに採用したETFは以下のとおりです。

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見えるかな…?拡大してみて下さい

株式は"SPY"(SPDR S&P 500 ETF Trust)
中期米国債は"IEF" (iShares 7-10 Year Treasury Bond ETF)

長期米国債は"TLT"( iShares 20+ Year Treasury Bond ETF)

金は"GLD"(SPDR Gold Shares)

商品取引は"DBA"(Invesco DB Agriculture)

とりあえず有名どころで揃えてみました。

米国債券と商品取引については幾つか候補があったのですが(VGLT、COM、PDBCなどなど)、今回はなるべく日本の証券会社でも買えるようなETFで揃えてみました。

※ただしDBAは僕の好きなSBI証券では買えません。

 

これらのETFで構成したポートフォリオのバックテスト結果がこちら。

f:id:PandD823:20210715230121p:plain

赤い線がASP,青い線がS&P500です。

結果的にはS&P500がASPを大きくアウトパフォームしているように見えますね。

ボラティリティが高い分、株式100%の威力は大きいと思います。

では、結果を一つ一つ読みほどいてみましょう。

 

まずは、CAGR(年平均成長率)とStdev(標準偏差≒リスク)です。

CAGRはS&P500は10.49%、ASPは7.40%という結果が出ました。

年平均成長率が3%も高いことを考えると、長期的には株式100%で持っていた方がボラティリティが高くてもよいのでは?と思いますよね。最終的にたくさん増えていた方が嬉しいと思う人も居ると思います。

しかし、StdevはS&P500は15.71%、ASPは7.40%と二倍以上のリスクをとっていることも読み取れます。

 

つぎに、Best YearとWorst Yearの項目を見てみましょう。

こちらは「年間パフォーマンスが最も良かった時(悪かった時)の上昇率(下落率)」を指しています。

S&P500の場合、最も良かった時は32.31%上昇しますが、最も悪かった時は-36.81%と、振れ幅が非常に大きいです。

ASPの場合、最も良かった時は17.51%、最も悪かった時でも-2.66%となっていました。

ASPはS&P500のように大きなリターンは得られないものの、大きな損失も出さないポートフォリオであることが読み取れます。

 

実際にMax. Drawdown(最高値からの最大下落率)の項目では、S&P500は-48.23%とほぼ半分に下落しますが、ASPは-12.40%とS&P500と比較して約四分の一…。

更に驚くべきところは下落している期間と回復するまでの期間です。

S&P500は2008年1月から2009年2月にかけて下落していき、回復するのは2011年4月からと最初の下落から約3年の期間を要しています。

一方、ASPは2008年3月から2008年10月にかけて下落していき、回復するのは2008年12月からと、2008年の間に回復していました。

 

これらの数字はあくまでもバックテストです。切り取った期間が良かっただけかもしれませんが、リーマンショックやコロナショックを含んだ期間でも、ASPは安定したパフォーマンスを得られていることが分かると思います。

(数字が多くてスミマセン)

 

4 WealthNaviと比較してみた(バックテスト)

 では次に、WealthNaviのリスク許容度5ポートフォリオとS&P500,ASPを比較してみましょう。

 

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 え~…赤い線がWealthNaviのポートフォリオですね…。

ポートフォリオの中身は以下のとおり。

SPY (SPDR S&P 500 ETF Trust) 35%

VEA (Vanguard FTSE Developed Markets ETF) 33.40%

VWO (Vanguard FTSE Emerging Markets ETF) 16.10%

AGG (iShares Core US Aggregate Bond ETF) 5.00%

IYR (iShares US Real Estate ETF) 5%

GLD (SPDR Gold Shares) 5.50%

 

WealthNaviの場合は更に毎年1%(税抜き)の手数料が掛かります。

多くは語りませんが、コレだけ見てもWealthNaviにお金を預けるのはどうかな?と思っちゃいますね。ダンナも余ったお金でお試ししてみましたが、もったいなかったな~というのが感想でした。

okomemgmg.hatenablog.jp

 

5 リスク許容度は自分が思っているより低い

 投資を始めたばかりの人にお伝えしたいのは「リスク許容度は自分が思っているより低い」ということです。常日頃より「おれは50%下落したら全財産を以て買い向かうことが出来るぜぇ!」と言っている人でも、実際の暴落が起きたときにそんなことが出来る人はごく僅かでしょうし、かなりのストレスを伴います。リーマンショックやコロナショックのとき等、必ず目にするワードが「今回の暴落は今までとは違うのでは」という不安の声です。○○ショックというのは今までの暴落と何かが違うから大暴落が起きているのです(多分)。そんな皆が不安がっている中で買い向かうというのは、ある意味本能に逆行する行為だといえます。

 リスクを取りすぎているな~とか、まだどういうポートフォリオにしようか考え中なんだよな~という人にとってはASPは良いアイディアになるのではないでしょうか。

6 オール・シーズンポートフォリオを組む上での注意点

 さいごに、ASPを組む上での注意点です。まずは冒頭でもお話した通りSBI証券ではDBAは買えません。代替となるETFも見つかりませんでした。他の証券会社であるのか、調べてからにしてみましょう。

 また、個人がリバランスするにはかなり細かい資産配分となっています。リバランスをするタイミングや頻度によっては、税金や手数料によって損失を被る場合もあります。「資産構成の〇%を超えたらリバランスをする。」「年に一度、〇月にリバランスを検討する。」など、ルールを定めましょう。

 そういった意味では初心者の方が手を出すには難しいのかもしれません。しかし、自分にとって心地の良い資産運用の方法を見つけるための一つのアイディアとして持っておくには充分有益な情報だと思います。

 

ダンナ

 

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ぜひコメント等お待ちしてます♪

 

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