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【一問一答】ETF(上場投資信託)って毎日ウォッチングしないといけないの?

こんにちは、ダンナです。

前回、「投資信託とETF(上場投信信託)、結局何が違くて、どっちが良いの?」ということについて記事にしてみました。コメントこそ残らないものの、多くの人に読んでいただけたようで、書いた甲斐がありました。

性格や職業柄(?)、人になにか教えたり、伝えたり、世話を焼くことが好きなようで、誰かのために書いた記事というのは熱が入ります。結構楽しいです。

閑話休題

さて、今回もヨメから質問がありました。

ETF(上場投資信託)って毎日ウォッチングしないといけないの?」

この質問について、以下の順番で答えていきたいと思います。

 

(結論)「投資の目的による」

まずは結論からです。毎日市場をウォッチングした方がよいのか?という問いに対しては「投資の目的による」です。なんとも歯切れの悪い回答。

しかし、海に行きたいと言う旅行客から「泳いだほうが良いの?」と質問されたら、「目的による」と答えるのと同じで、結局は投資も目的によるのです。泳ぎたいなら泳げばいいし、散歩したいなら散歩だけでも良い。その時、その状況に合わせたアイテムさえ携えていれば良いという話です。

では、どのような人が毎日ウォッチングが必要で、どのような人が不要なのか。次の章から説明していきます。

毎日ウォッチングする必要がある人

まず、毎日ウォッチングする必要がある人です。

「短期目的の商品に投資している」若しくは「何度も売買がしたい」、そういう投資目的の人が当てはまります。

短期目的な商品とは、レバレージ又はインバース商品です。

これらの商品は「特定の指数に対して2倍(物によっては数倍)の値動きを目指す商品」です。

バレージ・インバース商品は特殊な値動きをしていて、CFD(差金決済取引)によるレバレッジとは異なり、毎日価格がリセットされるため単純に2倍・3倍という値動きになりません。早い話、「○倍になるのは1日だけ」ということです。金融庁からもガチホ(買ったら売らない、長期投資!)は推奨されていません。※金融庁資料はコチラ(PDF

それゆえに、「○%損したら(得したら)売る(買う)」という設計で作られた商品なのです。

 

たまに、「レバレージ商品をガチホしたら億り人になれる!」というツイートを見かけます。設計以外の使い道で成功するのか否かは神のみぞ知るということにはなりますが、少なくとも数字の上では短期を目的としたものであるため、買ったからには毎日値動きを見て、短期を目的とした方が良いでしょう。信託報酬も高いからね。

他の人は知りませんが、僕は「長期でもってもいいんじゃない?」とは、口が裂けても言えません。

 

以下、よく見かけるレバレージ・インバースETF

1367:TOPIX レバレッジ(2倍)指数

1368:TOPIXダブルインバース(-2倍)指数 

1570:日経平均レバレッジ・インデックス

SPXL:Direxion Daily S&P 500 Bull 3X Shares

QLD :ProShares Ultra QQQ

SOXL:Direxion Daily Semiconductor Bull 3X Shares

 

毎日ウォッチングする必要がない人

つぎに毎日ウォッチングする必要がない人は「インデックス投資」や「高配当株ETF」を買っている人です。

厳密に言えば高配当株ETFは景気をウォッチングする必要がありますが、まあ、難しいこと抜きにして買ったら放置でも良いのではないでしょうか。

インデックス投資TOPIXやS&P500等の市場の目標とされる指数に連動する投資)の場合は値下がりしようが、値上がりしようが、自分の信じた未来に対して愚直に積み立てれば良いと思います。

高配当株ETFは安いときに買えば高い利回りで分配金を得られるため、ある程度の相場観を見る必要があるといいます。

しかし、大きな資金を持っていない人は必然的に積立てになるので、特段考えなくても良いかな?と思います。むしろ、相場を見すぎるといつまで経っても買えない人が殆どなのではないでしょうか。

 

ダンナがウォッチングしている頻度

では、実際にダンナはどの頻度ウォッチングしているの?と聞かれそうなのでお答えします(聞いてない?すみません、話させて下さい)。

僕は大体一週間に一度みています。

「あれ?そんなに見ないといけないの?!話違うじゃんかよぉ、ダンナさん。」とお思いの方、少しお話させて下さい。

僕が一週間に一度見ている理由は以下の2つ。

・余剰資金が多いため、タイミングを見て沢山買いたい。

・幾つかETF保有しているため、分配金の再投資をしている。

これらの理由により、「一週間に一度」は見ているのです。

インデックス投資にしろ、高配当株ETFにしろ、分配金が支払われた際は見る必要があるので、幾つもの種類を購入される方は見る機会が増えてしまうかも知れません。

もちろん、分配金が入金されたあとも放置でも構いませんが、それであるならば投資信託を買ったほうが賢明かもしれません(複利効果が小さくなるため)。

実はウォッチングしないほうが好成績?

結構古いデータで、かつ、若干疑う余地を持ちながら見る必要のあるデータですが、「フィディリティ証券」によると運用成績の良かった人は「亡くなっていた方若しくは投資していることを忘れていた方」という研究結果が出ました。

引用:Forgetful Investors Performed Best

 

相場に応じて売買してしまったり、毎日ウォッチングしてしまい慌てて売ったり買ったりしてしまう人が投資で失敗しやすいというのはよく聞く話です(投資信託を販売している会社であるため、ある程度作為的な結果ではあると思いますが…。)。

この研究結果でなくとも、名著「敗者のゲーム」にも同様のことが書かれています。

少し難しい本ですが、いざという時に負けないために一読することを推奨します。

 

さいごに

毎日ウォッチングが必要かどうかについては、目的により買う商品や手法が異なります。自分が心地よい立ち位置を探して、楽しい投資生活を過ごしましょう。

また、一問一答をシリーズ化するために質問を募集しています。

些細な事でも構いませんのでコメントやTwitterでご連絡下さい。

ダンナとヨメ (@PandD823) | Twitter

 

以下、投資関係の記事です。

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