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米国変動金利優先証券ETF『PFFV』は『PFFD』よりも魅惑的な商品となり得るのか

こんにちは、ダンナです。

今回は11月から楽天証券SBI証券でも取り扱いの始まった、米国変動金利優先証券ETF『PFFV』について調べていきます。

似たようなETFですと『VRP-Invesco Variable Rate Preferred ETF-』がありますが、こちらは日本での取り扱いがありません。

そこで今回はグローバルX社が運用する『PFFD』と比較して、その特徴を見ていきたいと思います。

 

そもそも優先株ETFとは?という方は、以下の記事が参考になると思います。

 

okomemgmg.hatenablog.jp

 

 

それでは始めます。

 

 

 

PFFVとは

 PFFVの基本情報は以下の通り

名 称:Global X Variable Rate Preferred ETF

開始日:2020年6月22日

投資金額:$27.28(2021年12月3日現在)

分配頻度:月次

分配利回り:5.18%

経費率:0.25%

AUM(運用資産残高):$89.21M

昨年上場して間もないETFということもあり、取引高は比較的少ないです。

分配利回りは5%以上あるため、高配当好きも満足のゆく利回りです。

 

PFFDとPFFVの比較

つぎにPFFDとPFFVを比較していきます。

f:id:PandD823:20211206214020j:plain

2021/12/3作成

一番目に付く箇所としてはAUM(運用資産残高)でしょう。

PFFVが上場したのは昨年とはいえ、PFFDと比較すると約28倍の差があります。

その差は一日平均取引量にも現れています。

しかし、分配利回りにおいてはPFFVが少し勝っているようです。

 

以下はパフォーマンスを比較したグラフです。

f:id:PandD823:20211206215249p:plain

引用:ETF.com

PFFVが上場したばかりということもあり、短期間での比較になっています。

これだけみるとPFFVに軍配が上がりそうです。金利上昇局面では変動金利型のPFFVのほうが価格の下落率が抑えられているからだと考えられます。


次に保有銘柄の重複について調べてみました。

f:id:PandD823:20211206215855p:plain

引用:ETF Research Center

PFFDの銘柄のうち約29.7%はPFFVの銘柄が含まれており、

PFFVの銘柄のうち約78.8%はPFFDの銘柄が含まれている…ということでした。

PFFDを購入していれば、PFFVも買っているも同然ということでしょうか(過言かもしれません)。

しかし、PFFVで金利変動に対するヘッジをとらずとも、PFFDは安定したパフォーマンスを提供してくれるのではないかと期待が持てます。

 

PFFVのメリット

PFFVのメリットとしては以下があげられます。

経費率が比較的低い

 優先株ETFのカテゴリーの中では比較的低い経費率で運用されています。

 他ETFですと0.5%ほどが平均的な経費率です。

 以前の記事でも紹介しましたが、個人が優先株に広く触ることができるにも関わらずこの経費率の低さはある程度納得の行く水準でしょう。

分配利回りが高い

 低金利下においても5%超えの分配利回りは魅惑的なものでしょう。

金利上昇局面に強い

 変動金利優先証券であるため、金利上昇局面においては高いパフォーマンスが期待できます。

毎月分配される

 これは個人的にはメリットになりえませんが、毎月分配が好きな方にとっては嬉しいETFなのではないでしょうか。

PFFVのデメリット

AUM及び取引量が少ない

 PFFDと比較すると、まだまだ成長途中ということでしょうか。

 今後がどうなるのか、期待したいところです。

値上がりは期待できない

 これは優先株ETF全般に言えることですが、値上がり益は期待できません。

 さらにPFFVは平均残存年数が低いため、値上がりが限定的であると言えます。

PFFDと比較して経費率が高い

 もはや誤差の範囲ではありますが、0.02%ほど経費率が高いです。

 

所感

 PFFVはPFFDよりも魅惑的な商品となり得るのかというと言うに対して、ダンナの所感では微妙というのが正直なところです。

 僕のポートフォリオにおける優先株ETFの立ち位置は”債券”に分類されています。インカム目的で持っているため、キャピタルゲインには差程期待していません。

    増配率を考慮した分配金や、キャピタルゲインも求めるだけであればSPYDやHDV、VYMのような高配当株ETFに投資すれば良いと考えています。

 とはいえ、PFFVの分配利回りは魅力的です。PFFDを購入していなければ、再考の余地があると思います。個別銘柄も然り、ETFについても多くの銘柄を保有したくないダンナにとっては購入の対象にはなり得ませんでしたが、メリットとデメリットを把握した上で投資するのも一興かもしれません。

 

ここまでご覧頂きありがとうございます。

 

(最後に)

株式投資を始めたての人に向けた記事を書いております。

ぜひご一読いただければ幸いです。

 

okomemgmg.hatenablog.jp

 

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また、お金の事以外も記事にしています。

ほのぼのしたいときに是非。

 

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