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水鏡に映る夕日と思い出 ~新潟県でヨメの原風景に触れたという話~

こんにちは、ダンナです。
今回はヨメの原風景に触れた話をしたいと思います。
GW旅行で最も感動した瞬間であるといっても過言ではない。
そんなひと時をゆるゆると綴っていきます。
ぜひお付き合いください。

 

原風景の定義

原風景という言葉には二つ、意味が共存しています。
一つは「人間によって自然環境が変えられる前、自然界の本来の姿や風景」
もう一つは「人の心の奥にあり、懐かしさを伴う原初の風景」
これらは明確に使い道が異なります。

一つ目に紹介した原風景は、どちらかと言うと社会科学や環境問題で用いられることが多いと思います。人々が手を加える前の自然を原風景、原生林などと指し、それ以外は別の用語を用いて明確に区別されています。
もう一つの原風景は文学や美術で用いられることが多いと思います。日本人の原風景、個人の原風景といった表現を用いることで、かやぶき屋根の山村や清く美しい小川、人によっては夕焼けの商店街なども挙げられるでしょう。
個人の偏見も含みますが、用途について大きく異なるところはないと思います。

今回お話する中で用いる原風景は「人の心の奥にあり、懐かしさを伴う原初の風景」であると定義したいと思います。

 

ヨメにとっての原風景とは

造園用語としても用いられる原風景。個人の美意識や価値観などに大きな影響を与え、創造性の基底に流れている、根本的なものであると言われています。
よく聞く話を推察するに、ヨメの原風景は「田んぼの四季」であると思います。ヨメ個人がどう考えているかは個人的に聞かないことにしますが、「新潟」と問われると「田んぼ」と答えるので多分あっていると思うのです(多分)。

ヨメの口から語られる「田んぼの四季」は、春は水を張った田植え前の田んぼと日の入り直前の夕景、夏は青々と茂る稲と虫や鳥に強い日差し、秋は黄金色に染まった稲穂が美しい田んぼ、冬は積雪で白んだ大地と仄暗い空…と、少し詩的に表現してみましたが難しいですね。

そんな原風景をヨメから聞くたびに、その風景を共有する家族や友人が羨ましいと思っていました。そこには僕の知らないヨメが居るわけで、共有のできない感覚の壁を感じていたのです。羨ましい。

既に夏・秋の原風景を堪能していたダンナ。
このたびのGWで春を堪能し、残すところ冬のみとなりました。
冬…それは極寒の新潟に赴くということ…生きて帰れるだろうか(失礼)。

冬の田んぼを見るには覚悟がいるため、今回の記事では思い出が新しいうちに「春の田んぼ」を写真付きでご紹介していこうと思います。いつか、冬も見てみたい…。

 

春の田んぼ

今回僕が堪能してきた田んぼがこちら。

日本の伝統農法である水田灌漑が生み出す芸術作品です。これが人の手により成っているというのですから感慨深いです。
人工の風景とはいえ、歴史を重ねるにつれて自然の一部へと変遷しつつある水田。人が手を加えることで維持されてきた自然を「二次的自然」と称します。時に悪いイメージで使われてしまう二次的自然も、水田を前にしては褒め言葉以外に考えられないでしょう。ただただ綺麗な風景。弥彦山に沈む夕陽がとってもえっちだと思います。

ちなみに、ヨメ母が云うには「日が落ちる瞬間、ジュッって音が鳴る」そうです。至極残念なことに、僕は聞き逃しました。聞いたことがある人が居ましたら感想を教えてください。

 

水鏡の美しい風景は日本各地にあれど、この場所以上に綺麗な風景はないのでは無いのだろうか。
そう思いながら日が沈むまでの時間、ただ眺めたり、写真を撮ったり、お話したりして過ごしました。

余談というか自慢話になりますが、この場所まで連れてきてくれたのは義父なのです。大好きな義父。好き。家から車でも結構あるにもかかわらず、面倒を厭わずに連れ回してくれる義父。本当に大好き。
普段から美味しいお店や観光地、こういった綺麗な風景を見せてくれるのです。羨ましいでしょ。良い義父でしょ!もっと褒めて!!
義両親にもそれとなく移住計画については話していて、普段の生活からお金のことまで、色々と話を聞かせて貰えました。心が広い義両親…。しゅきぃ…。

 

あなたにとっての原風景は何ですか?

以上、ヨメの原風景に触れてみたお話でした。
話に聞いていた水田の水鏡は、話に聞いていた以上に綺麗で、感動できる風景でした。
あなたにとっての原風景は何ですか?
是非、誰かと共有してみてください。不思議な気持ちを味わえると思います…!
因みに僕の原風景は…おっと…文字数が…

 

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