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【初心者向け】NISA・つみたてNISA・ジュニアNISAってなんなんだ!というアナタへ

こんばんは、ダンナです。

最近は投資に関する情報が溢れ、YouTubeやブログ、Twitterなどで調べれば直ぐにでも投資が始められる状況にあります。

それ故、基礎を知らずとも投資ができるという危うさもあります。

今回は投資初心者が先ず理解しておくべき便利な制度について整理・解説していきます。

 

 

 

・NISAとは

 通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかります。
NISAは、「NISA口座(非課税口座)」内で、毎年一定金額の範囲内で購入したこれらの金融商品から得られる利益が非課税になる、つまり、税金がかからなくなる制度です。
イギリスのISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)をモデルにした日本版ISAとして、NISA(ニーサ・Nippon Individual Savings Account)という愛称がついています。

NISAとは? : 金融庁

 

上記は金融庁からの引用です。

個人的にはかなり分かりやすく書いてあると思いますが、理解すべき点は以下の2つ。

①NISA口座で得た利益や配当には税金がかからない。

②NISA口座を使って投資できる金額は上限がある。

 

「え~それだけ?そんな大した制度じゃないな~」と思ったそこのあなた!

甘いです…。チョコレートとキャラメルとヌガーを一緒にしたお菓子のように甘すぎます(スニッカーズですね、コレ)。

 

たとえば、100万円の利益が出たとしましょう。

本来であればこの利益に20%の税金がかかるため、手元には80万円しか残りません。

しかし、NISA口座であれば100万円そのまま手元に残るのです。

これが1000万円、2000万円~と利益が増えていけばどうなるのか…。

単純に計算しただけでもNISA口座の有り難さが分かると思います。

 

投資を始めるならばNISA口座の上限まで利用したほうが良いとオススメする理由は個々にあるのです。

むしろNISAを利用せずにいるのは情弱に他ならないと思います。

 

・それぞれの特徴

では、NISAにはどのような種類があるのでしょうか。

以下は比較表です。

f:id:PandD823:20210815223330j:plain

https://life.mattoco.jp/post/2019041101.html より引用

種類は3つ。一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAです。

それぞれ性格が異なり、人によって使い分けが出来ます。

 

まずは対象の年齢から見ていきましょう。

”一般NISA”と"つみたてNISA"は、20歳以上が対象になっています。

一方、ジュニアNISAは、0~19歳が対象です。

そのため、自分の年齢によって開設できるNISA口座が異なります。

”一般NISA”と”つみたてNISA”は自分用の口座としてしか活用出来ませんが、

”ジュニアNISA”は自分の子供がいる場合、教育資金のために運用が出来ます。

 

つぎに年間非課税投資枠です。

これは非課税で投資ができる一年間の上限金額を指します。

例えば”一般NISA”と"ジュニアNISA"は5年間と定められています。

2021年に120万円投資した場合、2025年まで非課税で利益を受け取ることが出来ます。

ただしジュニアNISAは2023年に廃止されますので、未開設の方はお早めに…。

唯一払い出し期限のあるジュニアNISAですが、2023年廃止に伴い18歳未満でも払い出しが可能になりました。巷では使いやすくなったと話題に上がったほど…。

 

つぎに非課税対象です。

これは購入できる商品が変わってきます。

"一般NISA"と"ジュニアNISA"は株式や投資信託が購入できます。

しかし、"つみたてNISA"は投資信託のみ購入できる仕組みになっています。

”一般NISA”"ジュニアNISA"は僕がオススメするETFの購入も出来ますが、株式やETFの特徴から120万円ぴったり使い切るのは難しいです(価格が変動するため)。

"つみたてNISA"では毎月33333円(たまに33334円)積立をすることで綺麗に使い切ることが出来ます。

また、"つみたてNISA"の特徴として金融庁が選別した投資信託のみ購入ができます。早い話、手数料が割高であったり、投資として不的確な商品はある程度除外されていると言えます。

 

最後に買付方法です。

”一般NISA”と”ジュニアNISA”は好きなタイミングで購入することも出来ますし、積立購入も出来ます。

一方、”つみたてNISA”は積立のみと定められています。

 

以上がそれぞれの特徴です。

"一般NISA"は2024年に改正され、"ジュニアNISA"は2023年に廃止されます。

詳細については金融庁のHP等をご確認ください。

 

・どのNISA口座が良いのか

初心者にオススメするのは”つみたてNISA”です。

理由としては3つ。

 

まず一つ目は年間非課税投資枠が一番低いことです。

「ん?投資額が一番低いのって良くないのでは?」と思うかもしれません。

しかし、年間40万円を投資に使い切ることができる投資初心者は多くないと思います。

そのため、まずはこの年間40万円の枠を使い切ることを目安に投資を行っていければ良いと考えています。

 

二つ目に、投資期間の長さです。

年間非課税投資枠が一番低い”つみたてNISA”ではありますが、総額でみると一番多くなります。

20年間にわたって40万円を使い切ることができれば800万円投資することになります。

他のNISA口座の総額は”一般NISA”では600万円、”ジュニアNISA”では400万円となっている。

投資は長期・積立・分散という考えが主流となっています。

投資初心者は銘柄選びや売買のタイミングを図るのではなく、インデックスファンドにつみたて投資をしていくのが先決だと考えます。

オススメのインデックスはS&P500に連動する投資信託、もしくは全世界に投資する事のできる投資信託が良いと思います。

 

 

三つ目は"つみたてNISA"は積立しかできないということ。

投資で失敗する人の特徴は「暴落時に売ってしまうこと」というです。

投資初心者が初めて暴落を経験する場合、積立投資することはおろか、持ち続けるだけでも相当のストレスがかかります。

本来では暴落時にも投資を続けることが最良とされていますが、暴落を前に投資初心者が投資を続けるのは困難と言って良いでしょう。

"つみたてNISA"のように自動的に投資してくれる状況にあれば、一時の感情に流されずに投資を継続することが可能で、負けにくい投資が実現できます。

 

以上が”つみたてNISA”をオススメする理由です。

まずは"つみたてNISA"の上限金額を使い切ることを目標にすると良いと思います。

 

・NISA口座で何を購入すべきか

実際に口座をNISA口座を開設は良いが、何を買えばいいの?という方もいると思います。

いつもであれば、自分が納得した商品・理解している商品を購入してくださいと言うところですが例があったほうが嬉しいということだったので一例を挙げます。

”一般NISA”や”ジュニアNISA”は商品の範囲が広いこと、投資目的によることから自分で調べて選ぶことを強くおすすめします。

 

"つみたてNISA"で積立購入する場合は以下は投資信託が良いのではと考えています。

(1)S&P500に投資する投資信託

   ①eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

   ②SBI・V・S&P500インデックス・ファンド

個人的には"つみたてNISA"の上限金額であればS&P500に投資する投資信託で十分だと考えています。もちろん、投資商品の分散や地域の分散が必要であると思います。

しかし、"つみたてNISA"の特徴である時間の分散(20年間一定額積立)が出来ていることから、これ以上の分散はリターンの低下につながると考えています。

年間40万円以上投資する場合は商品の分散や地域の分散を視野に入れても良いと思います。

 

(2)全世界に投資する投資信託

   ①eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

   ②SBI・全世界株式インデックス・ファンド[雪だるま(全世界株式)]

   ③eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)←コチラは日本は要らないという人向け

それでも地域分散したい!という方は上記の3つが良いでしょう。

特にオススメなのは③の日本を除いた商品です。

僕らという労働資本が日本に投資(従事をあえて投資とします)していることや、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が約50%も日本の商品に投資していることなどを考えると日本に投資する必要はないと思います。

 

・さいごに(注意点)

今回は初心者向けということですが、このブログを読んでいただいている方は”自分で調べる”という事のできる方であると思います。

投資を始めてからも"自分で調べる"という力を大切にして頂き、情報に流されないように自分の哲学を持って投資を楽しみましょう。

 

投資を始める前に読んでいただきたい記事は以下にまとめました。

 

okomemgmg.hatenablog.jp

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