こんにちは、ダンナです。
最近、上京したばかりの社員たちから「東京は山が見えなくて、なんか違和感があります。逆に街中に坂がいっぱいあって、それがお洒落で好き。」と言われました。
僕は生まれも育ちも東京なので違和感の正体が分からず、東京という空間にまだ馴染めていないだけかな?なんて軽く流していました。
そんなある日、僕の大好きなケンオ―・ドットコムさんが
「逆に東京暮らしを始めたころ、平野なのに坂の多さに驚きました。その記憶もあって坂のある街をおしゃれに感じます。」
と、ポストしていたのに対して「はえ~、たぶん同じようなこと言ってる。なんでだろうな~」と不思議に思っていたら
「最近上京してきた新入社員の子達が、同じようなことを言ってました。同時に「山が見えない」ことに対して、違和感があるとも…。羨ましい違和感です…(東京出身なので)。」と不躾にもコメントしてしまいました。いや、ほんと、突然なんだ…!?って感じで申し訳なさ…。
そんなポストに対しても優しく返事をくれるケンオ―・ドットコムさん。
新潟に限らないとは思いますが、ほぼ無意識でも山の位置から自分の位置と進行する方角を確認しているので、山が見えないのはちょっとGPSを喪失したような感覚があるのかもしれません。 https://t.co/Z3HQwrMk5A
— ケンオー・ドットコム (@kenohcom) 2024年5月5日
(大好きケンオ―・ドットコムさんからの回答には、なんか優しさを感じる。好き。)
なるほど?GPSを喪失?ふむふむ、迷子になるって感じなのかな???
…くやしいことに、文字から意味を理解しても、やはり違和感の本性がつかめていない気がしました。
この感覚がどうしてもわからなくて、ヨメに聞いてみたところ「わかるわかる~、あの山がこっちにあるから、こっちの方向か~ってなるんだよ~」というのである。
ふむ。なんか羨ましい(謎の羨ましさが僕を襲う)。
やはりヨメも上京した際、山が見えないことに違和感を覚えたらしい。話を聞くに、今迄あったものが無くなる感覚とのこと。なんだろう、突然歩き方が分からなくなるとかそういう感覚なのだろうか…。わからん(悔しい)。
逆の立場に置き換えても見た。僕が初めて新潟へ行った時の感覚。
見渡す限りの田んぼ、広い空、静かに見つめ返す山々…。
人や物の動きがないため時間を感じにくく、自分と比較する対象が山であるため突然襲い掛かる敗北感(というか、自然の偉大さ?)。
こういった、人には抗いようのない”何か”に常々晒されて育つと、”何か”を失った(もしくは遠ざかった)ことで全能感に近い何かが喪失するのだろうか…?
美味しい日本酒を飲み、ほろ酔いとなったベストな状態で色々と考えてみたが、結果は良く分からなかった。
付き合って、同棲して、結婚して結構経つけども、まだまだヨメのことが知れて楽しいな~と思えたから優勝である。
僕にあって、ヨメにない”何か”の話もしてみたい。
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