こんにちは、ダンナです。
今回でこのシリーズもSTEP3になりました。
会社の人やフォロワーさん、家族にまで
「投資をするまでの道程長すぎない?やりすぎじゃない?」
と言われました。
ふむ…一理ある…。
投資というのは至極簡単で、株や投資商品を買ってしまえば完了です。
インデックス投資は貯金代わりという言葉も散見されるほど。
しかし、私は思うのです。
本当にそれで良いのかと…。
投資ってそんな簡単なものじゃないぞ…と…。
とはいえ、やりすぎ感の否めない本シリーズですが、お付き合い頂けますと幸いです。
- (STEP3)家計の改善を行う
- (STEP1)今の自分を分析する
- (STEP2)死ぬまで使わない貯金をつくる
- (STEP4)お金の仕組みについて知る
- (STEP5)投資について学ぶ
- (STEP6)実際に投資をしてみる
(STEP3)家計の改善を行う
なぜ家計の改善が必要なのか
なぜ家計の改善が必要なのか。
それは、投資よりも得られるリターンが大きく、かつ確実性が高いからです。
特に資産が少ない時期にこそ、改善の効果が大きく現れます。
皆さん、投資によって得られる期待利回りが何%かご存知ですか?
投資対象によって大きく異なりますが、2023年8月上旬現在、日本国債(10年)なら約0.5%、銀行預金なら0.001%程度でしょう。
経験上の感想でしかありませんが、日本人は金利に対して無防備であり、無知であると思います。
例えば、『25万円を年利10%の定期預金に入れた場合、いくらになるか。なお、税金は考慮しない。』
この問いに即答できる人は多くないようです。
『この年利で10年間追加投資なしで運用した場合、いくらになるのか。一年複利での運用とします。』
この問いには計算方法が分からない人もいるようです。
これらすべて、簡単な四則演算により求めることができますが、その知識が日常的に使われることがないほど、金利に対して無防備なのです。
「なんだ、突然投資の話をすると思ったのに家計の改善、さらには金利について話すなんて!バカにしているのか!」と感じるかもしれませんが、ここまでのお話は当たり前過ぎたため、次のステップに進んでください。
これらの質問に答えられなかった方は、もしかしたら「投資のリターン」に対して大きな期待を抱きすぎているかもしれません。
次の項では、何気なく「支出」するお金を得るために、いくらの「資産」が必要なのかについて解説していきます。
その出費を資産から得るのにいくら必要?
資産から年間〇円欲しい場合、いくらの資産が必要か。
この計算方法は非常に単純です。
“1年間に得たい金額” ÷ “投資の期待利回り” = “必要な総資産額”
例を挙げてみましょう。
あなたが毎月1000円の配当金がほしいと考えたとき、年間で12,000円が必要です。
投資の期待利回りは高配当株とされる基準の4%と仮定します。
この仮定の下で、以下のような計算になります。
12000 ÷ 4% = 300000
結果として、30万円あれば毎月1000円の配当金が入ることになります。
30万円という金額は多くの人にとっては少ないとは言えませんが、この金額を投資して得られるリターンは毎月1000円程度となります。
しかも、元本を損失する可能性もあるというリスクが伴います。
例えば、今手にしているお菓子たちの例を考えてみましょう。
500円を得るためには12,500円が必要です。
しかも、その500円は年に一度のものです。
もし毎日500円ずつ得たいと考えるなら、500 × 365 ÷ 4% = 4,562,500円が必要となります。
以上のように、支出額が小さくても、それを資産から得ようとすると想定以上に多くの資産が必要になることがお分かりいただけるでしょう。
無意識に行っている悪習慣を改め、支出を最適化することで、同じ額の資産と同等の効果を得ることが可能です。
ぜひ、自分の場合においてどれだけ最適化が可能であり、その支出を削減することでどのくらいの資産と同じ結果が得られるのか、試算してみることをおすすめします。
支出の最適化を行う手順
ここまで無駄遣いをやめろー!という話をしてきました。
しかし、浪費は心を豊かにします。僕も浪費大好き。
心を貧しくせず、楽しく支出を最適化する手順を実は別記事で書いています。
僕が提案しているのは支出の最適化です。
節制することで辛くなってしまっては最適化されていません。
ぜひ、一読いただければと思います。
※昔、似たようなこと書いていたんだな…(忘れてた)
“複利”は借金にも影響する
最後に余談ですが、投資の勉強をする際によく耳にする「複利」について触れてみましょう。
アインシュタインさんが「複利は人類最大の発明」と述べたように、その効果は極めて重要です。
資産運用の文脈では、複利は頼もしい味方となりますが、一方でそれを敵に回すと恐ろしい結果をもたらします。
冒頭でも触れましたが、複利の概念を理解していない人々は、複利による利益を過度に期待するか、複利による損失を過小評価しているように思われます。
複利のメカニズムは、元本に加えて利益も次第に成長し、その成長分もまた利益の基盤となるというものです。これによって初めての数年間は変化がわずかに見えるかもしれませんが、時間が経つにつれて資産は急速に増加していくのです。
しかし、これとは逆に、借金や高金利のローンなどが絡むと、複利の逆の効果が発生します。例えば、高金利のクレジットカードの未払い残高があれば、複利によってその金額は急速に膨らんでいきます。これが複利の恐ろしい側面です。
複利の力を理解し、その効果を味方につけるためには、資産を積み重ねる一方で、負債を減らし、適切な投資を行うことが不可欠です。
今後の資産運用や個人の経済計画を立てる際には、複利のメリットと危険性の双方をしっかりと認識し、賢明な選択をすることが大切です。
(STEP1)今の自分を分析する
(STEP2)死ぬまで使わない貯金をつくる
(STEP4)お金の仕組みについて知る
Coming soon....
お金のもつ性質を知る
お金の増える仕組みを知る
インフレ?デフレ?ってなに?
(STEP5)投資について学ぶ
Coming soon....
そもそも投資とは何か
投資商品について学ぶ
投資信託について学ぶ
【発展】ETFについて学ぶ
世界の代表的な指数について学ぶ
(STEP6)実際に投資をしてみる
Coming soon....
証券口座を開設する
自分の買いたい商品を探す
一括?積立?買い方を決める
自分の納得がゆくアセットアロケーションを模索する